2021年7月完成したこのモデルハウスは夏と冬を経て辻󠄀木材の家づくりの方向性を確かなものに変えました、性能面では寒さの続く冬には玄関ドアを開けた瞬間から感じられ包まれるような暖かさ、湿度も上がり北海道とはいえど過ごしにくくなってきた夏には湿度と温度の調整された涼しさがこの家の中では実現できます。

断熱性と気密性、そして換気のバランスで生まれる保温性の高い室内空間は一度快適な状態になると必要最小限のエネルギーで快適な空間を維持します。各部屋ごとの温度差も少なく、どこにいても快適な空間が体感できるのです。

熱が逃げづらいというと冬の季節のことだけかと思われますが、夏もその威力を十分発揮します、しかし夏場に体感するためには日射を遮るための設計ポイントもあります。このことからも年間の光熱費の削減といったことも同時に成立するのです。

北海道の冬の悩みの一番多いのは寒さの他に結露です、2021年11月より24時間暖房をエアコンで行いました、さらに加湿器で60%程度の湿度を保っていても拭き取らなければいけない結露は起こりませんでした、これが実際にモデルハウスの中で起こったことなのです。

室温などの温度もさることながら換気も大切なポイントの一つですが、家の隙間を全棟測定している会社はごく少数です、家中の隙間が少ないと室内の音が漏れにくく、外部からの音も入ってきづらいこと、24時間換気で計画された通りに換気することは実は非常に難しいことで、換気能力の余力もないことがほとんど。オーバースペックだとは思われても換気のできる機械を選定することは重要です。

設計として、立地条件を活かした南面の景色や外と内とを繋げる空間の工夫や、広さを感じるためのリビングの工夫を行っております。建物は土地に合わせた設計をする必要があると私たちは考えております。 なぜかというと、造成地ですら同じ条件の土地は一つとしてないからです。同じ大きさで同じ価格の土地はあっても同じ建物が隣に立っている土地は一つとして同じものはなく、同じ形で建ててしまうと最適な設計ができないと私たちは感じているからです。

その設計を行いつつ、お客様への予算に合わせた建築プランをご提案したり、光熱費に代表されるランニングコストを性能とセットで設計することで目先だけではなく本当のお客様のご予算を考えること、家族構成が変わっても、住む人の生活が変わってもそこで対応できるような設計を私たちがご提案させていただけたらと思っております。

色々な住宅会社は見た、それでも何か引っかかる、そのような方には是非見学していただきたいと考えております。

今回、このモデルハウスの販売を決定するにあたり、購入検討される方や当社での家づくりを知りたいという方には、お引き渡しまでは見学できるようになりました。又、購入希望の方がいらっしゃいましたら、価格やその他条件など直接お伝えしたいと考えておりますので是非一度ご予約いただけたらと考えております。