リビングに入ると、天井に設置されたキャットウォークを歩く猫ちゃんの姿が目に飛び込んでくるT様邸。ご結婚をきっかけに家づくりを考え始めたというT様ご夫妻です。いくつか住宅会社を見には行きましたが、奥様の職場の方の紹介で会った辻木材の畠山氏が、家づくりについてすごく詳しく話しをしてくれて「どういう家か？よりも、なぜ家を建てたいのか？どう暮らしたいのか？という未来の話をしてくれました」とのこと。その言葉のおかげで具体的にどういう家がいいのか？を考えることができたと言います。

家づくりの中心には、奥様のお母様との同居というコンセプトがありました。まずは1階にお母様のお部屋を置き、お母様の希望であった収納をたっぷり確保することから考えました。「僕たちの要望から話出すと、決まらないですから」というご主人。優先順位をしっかり決め、収納や家事動線を使い勝手と見栄えの両方を3人で考えながら形作っていきました。洗面＆洗濯室の隣にファミリークローゼットを設けて洗濯動線を最短にしたり、洗面と脱衣室は分けて気兼ねなく使えるようにも考えました。2階にはご主人の書斎を作りましたが、共有することが前提で作られています。お子様はこれからですが、子供部屋でお子様が勉強する時の配慮もすでになされています。各所に家族をお互いに思いやる配慮が見てとれます。

プランを練っていくうちに、最初はあまりなかったこだわりも生まれてきました。壁紙もその一つ。「壁紙はじっくり選びました」と奥様。白を基調にしながら随所に遊び心が見える柄やカラーを配しています。もちろん猫ちゃんが快適に楽しく過ごせるように工夫が施されてもいます。

現在だけでなく未来も見据え、家族どうしの愛情と気遣い、猫愛があふれたT様のお家です。