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【函館・北斗・七飯の工務店】窓を揃えると、家が強くなる|デザインの4要素と直下率

辻木材では、外観の設計に「デザインの4要素」を使っています
近接、整列、反復、コントラスト
優れたデザインの95%はこの4つで説明できる、と言われているものです

こう書くと、見た目を整えるための話に聞こえると思います
実際、半分はその通りです
ただ、私がこの4つを採用している理由は、そこだけではありません

この4つは、そのまま家の性能を整えるルールでもあるからです

従来は、窓を部屋の中から決めていた

先に、私の設計の順番の話をさせてください

一般的な家づくりでは、まず箱をつくって、その中に間取りを決めて、部屋ごとに必要な窓を決めていきます
この順番だと、窓は部屋の都合だけで決まることになります

その結果、外に出て建物を見たときに、窓の位置がバラバラになる
高さも大きさも揃っていない
建てた本人が一番それに気づきます

窓は部屋の部品であると同時に、外観の部品でもあります
だから私は、外観の側にも決める権利を渡すようにしています
外観のルールを先に決めて、その制約の中で間取りを解いていく、という順番です

一番わかりやすいのが「整列」

4つの要素のうち、一番わかりやすいのが整列です

整列というのは、窓の上端や中心線を揃えて、建物に見えない線を通していくことを言います
1階と2階の窓の位置も揃える
外から見たときに、線がまっすぐ通っている状態にする

立面図_整列_赤入れ.png

これは実際に建てた家の立面図に、私が線を引いたものです

2階の窓と1階の窓の左右が、完全に同じ位置にのっています
2階の窓の下端は、右側の下屋の屋根と同じ高さ
1階の窓の上端は、玄関の高さと同じ
右にある小窓の上端も、2階の窓の上端と揃っています

偶然ではありません
そう決めて引いた線です

揃えた線は、そのまま柱の線になる

ここからが本題です

窓の左右を上下階で揃えるということは、その窓の脇にある壁も上下で揃うということです
壁が揃えば、そこに立つ柱も上下で揃う

これを「直下率」と呼びます
2階の柱の下に1階の柱があるか、2階の壁の下に1階の壁があるか、その割合のことです

直下率が低い家は、2階を支えている柱や壁の下が空洞になっています
力の伝わる道が途中で折れているので、地震のときに無理がかかる
熊本地震のあと、この直下率が注目されるようになりました

直下率には、法律の基準がありません

そしてここが重要なところです

直下率は、建築基準法にも、耐震等級にも出てきません
一般には柱で50%、壁で60%が目安と言われていますが、それも法律ではなく設計者側の指標です

つまり、耐震等級3を取っていても、直下率の低い家はあり得るということです
辻木材は全棟で許容応力度計算による耐震等級3を取っていますが、それとは別に、直下率は設計の段階で意識しています

基準がないということは、設計者が意識しているかどうかがそのまま出るということです

そして面白いのは、直下率を上げようとして柱の位置を揃えていくと、窓の位置も自然と揃ってくることです
逆から言えば、外観の線を通そうとして窓を揃えると、構造も一緒に整う

見た目のために通した線と、強さのために通す線は、同じ線なんです

残りの3つも、構造は同じです

窓を散らさずにまとめる「近接」は、壁が連続して取れるので耐力壁を確保しやすくなります
開口部が減るぶん、熱の逃げ道も減る
窓が四方にあって家具が置けない、という後悔も起きません

窓の種類を絞る「反復」は、そのまま材料費に効きます
サッシは種類が増えるほど単価が上がるので、絞れば見積もりが下がる
カーテンやブラインドの規格も揃うので、後から買い替えるときも安く済みます

一箇所だけはっきり効かせる「コントラスト」は、予算の使い方の話です
全部にお金をかけると、全部が中途半端になる
一箇所に集中させるから、同じ予算で満足度が上がります

きれいと強いは、別のものではありません

きれいに見える家と、強くて性能の高い家
この2つは、別々に追いかけるものだと思われがちです

でも実際に設計していると、どちらも「整理されているかどうか」という同じ一つのことを、外から見ているか中から見ているかの違いでしかない

窓を揃えるというのは、ただ見た目を整える作業ではなく、家の骨格を整える作業です
私はそう考えて、毎回の設計で線を引いています

9月26日(土)・27日(日)に、年に一度の構造見学会を開催します
時間は10時から16時30分まで、場所は茅部郡森町森川町192-4で、ご予約は不要です

完成すると見えなくなる構造や耐震金物、断熱・気密の施工を間近でご覧いただけます

詳しくはこちら→ https://www.lime-h.co.jp/event/post-39.shtml

家の良し悪しは、完成してからでは見えないところにこそ表れます。壁の中のことでも、気になることがあれば遠慮なく聞いてみてください
家づくりの疑問は、LINEからいつでも聞くことができます 登録するとAIサービスのリンクが届きますのでそこからAIに質問してください
またはAIが答えられないことや直接聞きたいことはLINEで私がお答えします
リンクはこちら→ https://lin.ee/uP5XJxR
いつでも見れるフラッグシップモデルハウスはこちらからどうぞ → https://www.lime-h.co.jp/model/

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