【函館・北斗・七飯の工務店】換気の機械を壁掛けにする理由について
2026/03/30/ UP
こんにちは、辻です。
写真はお引き渡し前の現場に設置されたスティーベルエルトロン社製の第一種熱交換換気システムの本体です。 壁にかかっているこの機械が、家中の空気を24時間365日入れ替え続けてくれています。
さて、この機械をなぜ「壁掛け」にしているのかという話です。
換気システムの本体は、天井裏に隠してしまうケースが少なくありません。 見た目はすっきりしますし、生活空間に機械が見えないほうがスマートに感じるかもしれません。
しかし辻木材では、あえて壁掛けで設置しています。 理由はとてもシンプルで、「メンテナンスがしやすいから」です。
換気システムは24時間休まず動き続けている設備です。 当然、フィルターには花粉やPM2.5、ほこりなどがどんどん溜まっていきます。 目安として3カ月に一度のフィルター清掃、年に一度のフィルター交換が推奨されています。
ここで問題になるのが、機械へのアクセスのしやすさです。
天井裏に隠してしまうと、点検口を開けて、脚立を使って、狭いスペースに手を伸ばして作業するということになります。 正直に言えば、これだけ手間がかかるとほとんどの方がやらなくなります。
壁掛けであれば、前面のパネルを開けてフィルターを取り出すだけです。 お住まいの方ご自身で簡単にできます。 掃除機で吸うか、水洗いして乾かすか、それだけのことです。
メンテナンスをしないとどうなるか。
フィルターが目詰まりすると、十分な換気量が確保できなくなります。 せっかく第一種換気で計画的に空気を入れ替えているのに、その機能が低下してしまう。 空気環境の悪化だけでなく、機器本体への負荷が増え、結果として寿命も縮めてしまいます。
ただし、この機械にはひとつ心強い機能がついています。 「定風量制御」と呼ばれるもので、フィルターが汚れて目詰まりしてきたときに、自動でファンの回転数を上げて必要な換気量を維持してくれる制御です。 つまり、多少フィルターが汚れてきても、すぐに換気量が落ちてしまうということがないのです。
この定風量制御は、実はなかなか他の換気システムには搭載されていない機能です。 一般的な換気システムの場合、フィルターが詰まればその分だけ換気量が落ちていきます。 住んでいる方は気づきにくいですが、知らず知らずのうちに空気環境が悪化しているケースは少なくありません。
もちろん、定風量制御があるからといってフィルター掃除をしなくてよいわけではありません。 モーターがその分余計に動くことになるので、放置すれば機器への負担は大きくなります。 あくまで「メンテナンスの合間を安心して過ごせる」ための機能であり、定期的な清掃と交換は必要です。
だからこそ、壁掛けにしてメンテナンスのハードルを下げておくことが大事なのです。 「定風量制御で換気量を維持しつつ、壁掛けで簡単にフィルターを掃除できる」。 この二重の安心が、住んでからの空気環境を長期間にわたって守ってくれます。
特に辻木材のようにHEAT20 G2グレード(UA値0.28以下保証・直近20棟の平均UA値は0.24)の高気密高断熱住宅では、計画換気がきちんと機能していることが非常に重要です。
気密性が高いということは、意図した場所から意図した量の空気を出し入れできるということです。 逆に言えば、換気が止まると空気の逃げ場がなくなるということでもあります。 だからこそ、換気システムの維持管理が大事ですし、維持管理しやすい設計にしておくことが住宅会社としての責任だと考えています。
熱交換換気は、室内の暖かい空気の熱を回収しながら新鮮な外気を取り入れる仕組みです。 熱交換率が90%近いシステムであれば、換気による熱損失は30%からわずか3%程度にまで減らすことができます。 函館のような寒冷地では、この差が光熱費に直結します。
しかしその性能も、フィルターの清掃と交換という基本的なメンテナンスがあって初めて発揮されるものです。
「見えないところに隠す」のではなく、「いつでも手が届く場所に置く」。 これは地味なことのように見えて、10年、20年と住み続ける中でとても大きな違いを生みます。
見た目のスマートさよりも、住んでからの快適さと健康を守ること。 辻木材が壁掛けを選ぶ理由は、そこにあります。
家の中の空気は目に見えません。 だからこそ、見えない部分にどれだけ気を配っているかが、住宅会社の姿勢として一番正直に表れるところだと思います。
4月4日(土)〜5日(日)には、函館市石川町にて構造見学会を開催します。 完成してからでは見ることのできない家の中身を、ぜひご自身の目で確認してみてください。 4月4日・5日は予約不要です。 ▶ https://www.lime-h.co.jp/event/329445329.shtml
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