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辻木材のブログ

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【函館・北斗・七飯の工務店】完成したら見えなくなる「壁の一枚」を、標準ごと変えました

こんにちは、辻です

今回は、家が完成するとまったく見えなくなる部分のお話です
柱の外側、外壁材の内側に貼る一枚の板で、「耐力面材(たいりょくめんざい)」と呼ばれるもの
辻木材ではこの板を新しいものに切り替え、現在はこちらが標準仕様になりました

【写真①:タイガーEXプログレ(現在の標準)】
IMG_2162.jpeg
【写真②:タイガーEXハイパー(これまでの仕様)】
IMG_0869.jpeg

2枚の写真を見比べると、まず色が違います

1枚目の紫がかった板が、今回から標準にした吉野石膏の「タイガーEXプログレ」
2枚目の緑がかったグレーの板が、これまで使ってきた「タイガーEXハイパー」です

どちらも外壁材を貼る前のこの時期にしか見られない姿です 耐力面材は、柱と梁でできた骨組みに外側から貼り付けて地震や強風の力を壁全体で受け止めるための板です
骨組みを面で支える役目、といえば伝わりやすいかもしれません

辻木材は全棟許容応力度計算(柱や梁など部材一本一本の強度を丁寧に計算する方法)による耐震等級3を取得しています、この面材の強さもその計算に組み込まれています
新しいEXプログレは、EXハイパーと同等の壁の強さを保ったまま、重さが軽くなり、湿気を通す性質(透湿性)がさらに高くなっています

強さはそのままに、軽く、湿気を逃がしやすく今回の切り替えで私がいちばん大きな意味があると考えたのは、この「湿気を逃がしやすく」という点です
函館で家を建てるなら、壁の中の湿気から目をそらすことはできません

函館の1月の平均気温は氷点下2.6度。家の中は暖かく、外は凍えるほど寒い
この温度差があると、室内の暖かく湿った空気は、壁の中を通って少しずつ外へ向かおうとします

その途中で冷やされると、湿気は水に変わります
これが「壁内結露」です 壁内結露のやっかいなところは、住んでいる人の目にまったく触れないことです

窓の結露なら拭き取れますが、壁の中で湿った柱や土台は、誰にも気づかれないまま傷んでいきます
気づいたときには外壁をはがして直すしかなく、費用も時間も大きくかかってしまいます
だからこそ、壁の中に入った湿気はためずに外へ逃がすことが大切です

寒い地域の壁づくりでは、室内側では湿気を入れにくく、外側では逃がしやすくする、というのが基本の考え方です
外側に貼る面材が湿気を通しやすいほど逃げ道は広くなり、外壁材との間にある空気の通り道(通気層)から、湿気が外へ抜けていきます

辻木材の断熱材は、木の繊維からできたセルロースファイバーです。湿気を吸ったり吐いたりする性質を持つ断熱材なので、壁の外側にしっかりとした湿気の出口があることは、この断熱材の良さを長く保つうえでも大事なことだと考えています

面材が軽くなったことも、現場にとっては小さくない変化です 耐力面材は決められた釘を決められた間隔と深さで打ってはじめて、計算どおりの強さを発揮します

釘の頭が板にめり込みすぎても、浮いていても、本来の強さは出ません
一棟分となれば何十枚もの板を足場の上まで運び、支えながら一本ずつ釘を打っていくことになります
板が軽くなれば、それだけ職人さんの体の負担は減り、一枚一枚を丁寧に納める余裕が生まれます

私が現場監理で釘の種類や間隔を確認するのも、この壁が図面と計算どおりの強さを持っているかを確かめるためです
材料が良くなり、施工もしやすくなる

見えない部分の品質は、こうした積み重ねで守られていくということです 正直にいえば、壁の中の一枚を変えても、完成した家の見た目は何も変わりません
打ち合わせの中で、お客様から面材の銘柄を指定されることもまずありません

それでも標準ごと切り替えたのは、住み始めてから何十年ものあいだ壁の中で静かに家を守り続ける部分だからです
表面上の価格を抑えるために、見えないところから削っていく家づくりは、これからむしろ増えていくと思います

辻木材が大事にしたいのはその逆で、住んでから面倒なことが起きにくく、後から余計なお金がかかりにくい家です
より良い材料が出てくれば、特別なオプションではなく標準として全棟に取り入れていく

その積み重ねが、私の考える「本当の家」につながっているということです

1枚目の写真の森町の現場で、9月26日(土)・27日(日)に、年に一度の構造見学会を開催します
時間は10時から16時30分まで、場所は茅部郡森町森川町で、ご予約は不要です

完成すると見えなくなる構造や耐震金物、断熱・気密の施工を間近でご覧いただけます

詳しくはこちら→ https://www.lime-h.co.jp/event/post-39.shtml

家の良し悪しは、完成してからでは見えないところにこそ表れます。壁の中のことでも、気になることがあれば遠慮なく聞いてみてください
家づくりの疑問は、LINEからいつでも聞くことができます 登録するとAIサービスのリンクが届きますのでそこからAIに質問してください
またはAIが答えられないことや直接聞きたいことはLINEで私がお答えします
リンクはこちら→ https://lin.ee/uP5XJxR
いつでも見れるフラッグシップモデルハウスはこちらからどうぞ → https://www.lime-h.co.jp/model/

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