【函館・北斗・七飯の工務店】コンクリートは乾いて固まるのではない。基礎の下の透明なシートの役目
2026/10/24/ UP

こんにちは、辻です
函館市鍛治のI様邸、基礎工事の続きです
前回は、基礎の下に砕石を敷いて締め固め、高さを水平にそろえるところまでをお伝えしました
→ https://www.lime-h.co.jp/staffblog/post-535.shtml
今回はもう少し進んで、ベタ基礎の大事な部分、外まわり(外周部)をどうつくるか、というお話です
外まわりは「凍らない深さ」まで掘る
北海道の基礎には、「凍結深度」という考え方があります
冬に地面が凍る深さのことで、函館では50センチ、近くの町では60センチのところもあります
基礎は、その深さより下まで掘り下げてつくります
凍った土は持ち上がり、基礎を押し上げてしまうことがあります
さらに、それを何度も繰り返すことで、基礎やその上の建物が壊れてしまうこともあるんです
そのため、ベタ基礎の外まわりは、内側よりも深く掘り下げます
そして、この深さが深いほど、ベタ基礎の下地づくりは難しくなります
垂直に近い面を、砕石10センチ以上で覆う
写真の手前、深く掘り下げた外まわりは、垂直に近い面になっています
ここも、内側と同じように、砕石でしっかり覆わなければいけません
平らな所なら、砕石を敷いて締め固めればよいのですが、垂直に近い面を、10センチ以上の厚みの砕石でしっかり覆うのは、なかなかコツがいります
透明なシートは「防湿シート」

2枚目の写真の奥に見える透明なシートは、「防湿シート」と呼ばれるものです
よく、地面からの湿気を上げないため、と言われます
それもないわけではありませんが、実はもう一つ、大事な役目があります
コンクリートは、乾いて固まるのではない
コンクリートは、乾燥して固まるのではなく、水分と反応して固まります
コンクリートを流したときに、急に水分を奪われると、反応する速度が遅くなります
下に水が吸い上げられてしまうと、反応しなくなってしまうんです
このフィルムがないと、その部分だけ水分を奪われて、脆いコンクリートになってしまいます
それを防ぐために、このシートの施工が必要です
乾けば固まる、と思われがちなコンクリートですが、実は水がなければ固まりません
防湿シートは、コンクリートの水を守るためのシートでもあるんです
見えなくなる所だからこそ
コンクリートを流してしまえば、外まわりの砕石も、防湿シートも、二度と見ることはできません
でも、基礎の強さは、こういう下準備で決まります
建ててから直すことのできない所だからこそ、最初にていねいにつくっておく
それが、住んでから余計なお金がかからない家につながっていきます
また、現場の様子をお伝えします
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