破風と雪の関係【函館・北斗・七飯の工務店】
2026/11/03/ UP

こんにちは、辻です
11月7日から完成見学会をおこなう、森町のI様邸
今回は、屋根のふちについている「破風(はふ)」という部材のお話です
破風と、屋根裏の換気
破風は、屋根のふち(端)についている板です
屋根の端を、雨や風から守る役目があります
この破風の裏には、屋根裏の空気を入れ替えるための、換気の部材を使っています

2枚目の写真の、黒い部分がその部材です
屋根裏は、空気がこもりやすい場所です
冬は家の中の湿気が上がってきて、冷えた屋根の裏で結露することがあります
夏は、屋根の熱がこもります
だから屋根裏には、外の空気を通す道をつくっておきます
その出入り口のひとつが、この部材です
空気の通り道は、雪の通り道にもなる
ただ、空気が通るということは、外の風も入ってくるということです
北海道の冬の雪は、細かくて軽い雪です
嵐のような風の日には、わずかなすき間からでも、雪が吹き込んできます
この部材は、真ん中に不織布(細かい繊維でできた布)が入っています
北海道ならではの、細かくて軽い雪も、中に吹き込まないようにするためです

この家で使っているのは、不織布のついた「イーヴスベンツ585H」という部材です(写真はメーカーのカタログのものです)
黒い網目の部材の中に、白っぽい不織布が入っているのがわかります
網目で空気は通しながら、不織布で雪や雨の吹き込みを防ぐ、というしくみです
「雨漏り」と言われたこと
以前、嵐のような冬の雪の日に、何軒かのお宅で、屋根裏に雪が吹き込んだことがありました
その雪が溶けて、「雨漏り」と言われたことがありました
雨の日ではなく、雪の日の「雨漏り」
原因は、屋根裏に吹き込んだ雪でした
今は、一件もありません
雨だけでなく、北海道の雪まで考えておく
完成すると見えなくなる、屋根のふちの小さな部材ですが、ここで防いでいるのは、住んでからの大きな困りごとです
住んでから、困らないために
屋根裏に水が入ると、天井にシミが出るだけでなく、断熱材が湿ったり、木が傷んだりする心配もあります
そうなってから直すのは、手間もお金もかかります
最初に部材をひとつ選んでおくことで、住んでから余計なお金がかからない
辻木材が「本当の家」と呼んでいるのは、こういう積み重ねでできる家です
見学会では、完成した外観で、屋根のふちの破風も見ていただけます
今のお住まいで、雪の日のあとに天井のシミが出たことがあれば、こういう所が原因のひとつかもしれません
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