【函館・北斗・七飯の工務店】熊本地震から10年、辻木材が耐震等級3を全棟標準にした理由
2026/04/15/ UP
2016年4月。熊本で起きた二度の震度7。
あの地震から、今年で10年が経ちます。
当時の映像を見て「遠い場所のこと」と感じた方もいるかもしれません。しかし私にとって、あの地震は辻木材の家づくりの根幹を改めて問い直す、大きな転換点でした。
今日はその話をさせてください。
2016年4月、熊本で何が起きたか
4月14日夜、熊本県でマグニチュード6.5、震度7の地震が発生しました。
多くの人が「これが本震だ」と思っていた翌々日の4月16日、今度はマグニチュード7.3、再び震度7の地震が同じ地域を襲いました。
気象庁は後に「14日の地震が前震、16日が本震」と発表しています。
同じ地点で震度7が二度観測されたのは、1885年に観測が始まって以来、初めてのことでした。
「一度の大地震に耐えれば大丈夫」という常識が、根底から崩れた瞬間でした。
これは建物の設計においても、同じことが言えます。
現行の建築基準法が定める耐震性能の前提は、「一度の地震」です。つまり、一度目の地震で倒れなかったとしても、その後の余震や二度目の大地震に耐えられるかどうかは、法律上は保証されていないのです。
数字が示した現実
被害が最も大きかった益城町では、当時約2,000棟の住宅が建ち並んでいました。
2000年の耐震基準を満たしていた建物のうち、地震後そのまま住み続けることのできた「無被害」の家は、わずか1.4%でした。4割近くの家が何らかの被害を受けていたということです。
これほどの事実を前に、「耐震基準を守っているから安全」という言葉が、いかに心もとないものかを痛感しました。
では、耐震等級3の家はどうだったか。
無被害だったのは4.5%でした。
ただし、軽微な補修を施せばそのままそこに住み続けることができた耐震等級3の家は、100%でした。
建築基準法の1.5倍の強度を持つ耐震等級3の家は、二度の震度7にも、100%「住み続けられた」ということです。
熊本地震は、耐震等級3の意味を、データとして証明した出来事でした。
辻木材が全棟耐震等級3を標準にした理由
辻木材では、全棟、許容応力度計算による耐震等級3を取得しています。
「許容応力度計算」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言うと、その家を構成するすべての部材を一本一本、個別に計算して強度を確認する方法です。
耐震等級3を取得する方法にはいくつかありますが、最も精度の高い方法がこの許容応力度計算です。
「耐震等級3相当」という表現を見かけることがありますが、これは正式な認定を受けているわけではなく、計算上の推定にとどまります。辻木材では全棟、許容応力度計算に基づく耐震等級3の証明書を、フラット35の適合証明書とともにお渡ししています。
住宅会社を選ぶとき、ぜひ一度こう聞いてみてください。
「耐震等級3は、許容応力度計算で取得していますか?証明書はもらえますか?」
「取ったことはある」「相当です」という答えであれば、要注意です。「全棟、証明書をお渡ししています」と即答できる会社かどうかで、その会社の本気度が分かります。
なぜ代表が全棟に関わるのか
構造計算は、数字のうえで正しくても、現場での施工が設計通りでなければ意味をなしません。
金物の種類・本数・位置、釘の種類・本数。一度壁ができてしまうと二度と確認できない場所に、構造の要となる部材は隠れています。
辻木材では、私が全棟のヒアリングから仕様打ち合わせ、現場監理まで一貫して担当しています。
設計した人間が現場を見る。これが設計意図のズレを防ぎ、計算通りの強度を実現する唯一の方法だと考えているからです。
地震は選ぶことはできない。でも、家は選べる
熊本地震から10年が経ちました。
北海道でも、胆振東部地震(2018年)や釧路沖地震など、決して地震と無縁ではありません。
「地震がきたとき、家族がどこにいるか」を考えると、家の耐震性能は、暮らしのすべての前提にあると私は考えています。
命を守るだけでなく、地震の後もそのまま住み続けられること。それが辻木材の考える、最低限の基準です。
構造のことをもっと詳しく知りたい方、実際に建てた家の雰囲気を体感したい方は、ぜひモデルハウスにお越しください。耐震等級3の家がどんな空間なのか、実際に見て・触れて・感じていただけます。
モデルハウスは完全予約制にて、私が直接ご案内しています。 → https://www.lime-h.co.jp/model/
家づくりの疑問はLINEのAIにいつでも聞いてみてください。 → https://lin.ee/uP5XJxR
#辻木材 #函館工務店 #北斗 #七飯 #住宅 #工務店選び #家づくり #耐震等級3が標準 #社長が記事を更新します#社長と直接打ち合わせする #HEAT20G2グレード #断熱性能 #高性能住宅 #函館の暮らし #モデルハウス公開#熊本地震10年 #許容応力度計算 #耐震等級3 #構造計算 #地震に強い家 #函館注文住宅 #北海道工務店









代表の辻です。スタッフ全員でお客様の家づくりに真摯に取り組み、プロとしてお客様に良い家を提供していきます。